《老人ホーム》の制度と問題
『老人ホーム』と言うと、一般的に「特別養護老人ホーム」を指す場合が多い。簡単に言えば、高齢者がそこに住み、介護職員の介護の元、一生をそこで過ごす終の棲家と言うことになる。近年は核家族化が進み、在宅において高齢者が最後まで介護を受け続けるというのは、とても難しくなっている。特に介護はとても重労働であり、なおかつ終わりが見えないものであるため、肉体的・精神的にも家族にとってはとても負担が大きいものである。介護保険制度が始まってからというもの、介護サービスはとても充実してきている。老人ホームもたくさん出来てはいるが、まだまだ入所待ちの人がものすごく沢山いるのが現状である。その理由としては、やはり在宅で一生介護をするのは難しいからであろう。しかし、施設に入所すると言うことは、金銭的にはとても厳しいものがあるのも現状である。もちろん、全ての面倒を見てもらうので安くないのは当たり前であるが、それにしても自己負担も大きいのである。では、何故これだけ大勢の待機者がいるにも関わらず施設を増やせないかと言えば、制度上の問題がある。現在、40歳以上の人が支払っている介護保険料、その介護保険料で65歳以上の要介護・要支援者の介護を行っているのである。(年齢については、例外もあり)施設がたくさん出来ると言うことは、その分施設に支払われる保険料も多くなるので、あまり沢山施設を作れないのが現状なのである。介護保険で利用できる施設が増えるのはありがたく、重要な事だと思われるが、今後、永くに渡って制度を維持出来る仕組みに変えていかないと、このような介護保険制度が続けていけるのか疑問が残る。
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